韓国映画ベイビーブローカー監督はなぜ韓国人俳優をキャストに選んだのか？ロケ地まとめ

日本映画監督の是枝裕和さんが、韓国を代表する映画俳優らとタッグを組んだ韓国映画「ベイビーブローカー」を気になっている人はいるのではないでしょうか。

と言うのも、カンヌ映画祭で主演のソン・ガンホが韓国初となる「男優賞」を受賞したのです。日本でもかなり話題になったのでニュースでこの事実を知って映画を観た人もいるでしょう。

この記事では以下のことを紹介します。

韓国映画ベイビーブローカーの監督はなぜ韓国人俳優をキャストに選んだのか？

ベイビーブローカーの監督がなぜ韓国人の俳優を選んだのでしょうか。
日本人ではだめだったのでしょうか。
疑問に思った人もいるのではないでしょうか。

韓国映画「ベイビーブローカー」はカンヌ映画祭で主演が「男優賞」を受賞した素晴らしい映画ですが監督はあの有名な是枝裕和さんです。

是枝監督といえば、「万引き家族」はカンヌ国際映画祭でパルムドールを受賞しました。他に「誰も知らない」「海街ダイアリー」など日本だけでなく世界で活躍をされております。

その是枝監督が注目したのが韓国人の俳優だったということが理由のようです。
確かに主役のソン・ガンホはお世辞にも韓国アイドルのような顔ではないけれども、味のある演技をして見る人を魅了させますよね。

私も大好きな俳優さんです。もちろん「タクシー運転手」(2017年)、「パラサイト 半地下の家族」(2019年)も見ましたが、人間味溢れる人なんだろうなぁと思うし、ソン・ガンホが映画を更に魅力的なものにしているのは間違えないです。

是枝監督も彼に魅了されたのでしょう。

韓国映画ベイビーブローカー韓国での評判

韓国では日本に先駆けて公開されました。初日から14万人以上の観客を動員し、見事ボックスオフィスのトップを記録しました。

「是枝裕和監督と韓国俳優たちの組み合わせは想像それ以上」「是枝裕和監督と俳優たちが伝える真心いっぱいの慰め」「巨匠監督と立派な俳優たちの美しい旅路」「キャラクターそのものになったような俳優たちの名演技」「家族を越えて人間に対する是枝裕和監督の温かい視線が印象的な作品」など、好意的な意見が聞けました。

韓国映画ベイビーブローカー日本での評判

韓国映画「ベイビーブローカー」の評判はどうなのでしょうか。
日本人から見てどうなのでしょうか。

本当に素敵な作品ですよね。
評判も良いです。

韓国映画ベイビーブローカーロケ地

韓国映画「ベイビーブローカー」の映像は韓国ドラマでよく見る上流階級のきらびやかな世界というよりはかなり庶民的で田舎の映像が多い気がします。

韓国映画「ベイビーブローカー」のロケ地となった場所は主にソウルと釜山になります。
それでは、いくつか韓国映画「ベイビーブローカー」のロケ地となった場所を紹介します。

サンヒョンのクリーニング店はどこ？

韓国映画「ベイビーブローカー」の主人公はクリーニング店を経営しています。
このクリーニング店は実際に韓国にあるクリーニング店が撮影で使用されています。

韓国の釜山の蓮山洞(ヨンサンドン)地区にあるクリーニング店ヨンチョンクリーニング(연천세탁)です。

お世辞にも綺麗で洗練された店とは言えないけれども、昭和の日本にあるようなノスタルジー感出ているところが味があります。

とある事件のため刑事たちが訪問する長い階段は？

韓国映画「ベイビーブローカー」の映画の中である事件のため刑事たちが訪問する長い階段は「釜山駅」近くの宝水山(ポスサン)に位置するアパート入口の階段です。

韓国ドラマではたまに出てくるどうってことのない長い階段ですが、釜山を訪れた時は是非行って見たいものですね。

母親ソヨンが待つのバス停はどこ？

韓国映画「ベイビーブローカー」の中で母親ソヨンが待つバス停は壁に絵が描いてありポップなイメージですね。
日本のバス停は無機質なので、このようなバス停を見かける機会は少ないでしょう。

西面は観光地としても有名なのでわりとこの中では行きやすいかもしれませんね。

ドンスが育った児童養護施設(孤児院)はどこ？

韓国映画「ベイビーブローカー」主人公サンヒョンの相棒ドンスは児童養護施設で育った子でした。
三陟(サムチョク)市の小さな漁港にある廃校です。
海が見えて景色が良いですね。

夜のシーンで出た「小公洞(ソゴンドン)地下ショッピングセンター」はどこ？

韓国映画「ベイビーブローカー」の夜のシーンで地下街が登場しますが、繁華街の明洞(ミョンドン)とソウル市庁を結ぶ地下街「小公洞(ソゴンドン)地下ショッピングセンター」の３番出口です。

ソウルの明洞(ミョンドン)駅の地下街「小公洞(ソゴンドン)地下ショッピングセンター」は韓国好きなら訪れたことがあるのではないでしょうか。私も渡韓の度に通ります。

みんなで行った遊園地はどこ？

韓国映画「ベイビーブローカー」の映画の中でみんなで行った遊園地はどこなんだろう？と気になった人もいるでしょう。
観覧車は一昔前の形を想像させるようなレトロな形がかわいいですね。
子供の頃に行った遊園地を思い出します。

韓国映画ベイビーブローカー撮影時期は？

韓国映画「ベイビーブローカー」は2021年4月からソウル、釜山を中心に撮影されました。

是枝監督のもとに、韓国映画界を代表するスタッフ、キャストが集まったが、各国の映画祭で顔を合わせていたガンホさんやドンウォンさん、「空気人形」（2009年公開）の出演後「また必ず」と再タッグを誓っていたぺ・ドゥナさんと会話を重ねる中で、「いつか一緒に映画を作ろう」という話になったことが企画の始まりだということです。

キャストの空いている時期を考慮して「ベイビーブローカー」の撮影時期が2021年に決定しました。

韓国映画ベイビーブローカー基本情報

韓国映画「ベイビーブローカー」は韓国のドラマ映画。監督は是枝裕和さん。

何らかの理由で親が育てられない新生児を預かる「ベイビー・ボックス」に預けられた1人の赤ちゃんを巡って、善意と悪意が絡まりながら色んな思惑を持った人々の姿を描き出す人間ドラマです。

主人公サンヒョクと友人ドンスの2人は子供ができず子供の欲しい夫婦に、高額で赤ん坊を売る“ブローカー”でした。
ある日、サンヒョクとドンスはソヨンが捨てた赤ちゃんを赤ちゃんポストで見つけます。

翌日、赤ちゃんの母親は一度は捨てた赤ちゃんを取り戻しに引き返す。そんな時に「赤ちゃんを育ててくれる家族を見つけようとしていた」という言い訳にあきれるソヨンだが、成り行きから彼らと共に養父母探しの旅に出ることに。

作品名	『ベイビー・ブローカー』(原題：브로커)
監督・脚本	是枝裕和
受賞	第75回カンヌ国際映画祭 　主演男優賞 ソン・ガンホ 　エキュメニカル審査員賞

韓国映画ベイビーブローカーキャスト

韓国映画「ベイビーブローカー」のキャストを見て行きましょう。

俳優	役名	役柄
ソン・ガンホ	サンヒョン	クリーニング店を営むサンヒョンは借金に追われています。裏の仕事として赤ちゃんポストに預けられた赤ちゃんを売るブローカー。
カン・ドンウォン	ドンス	サンヒョンの相棒として“ベイビー・ブローカー”をしている。「赤ちゃんポスト」がある施設で働く彼は児童養護施設出身
ペ・ドゥナ	アン・スジン刑事	「ベイビー・ブローカー」であるサンヒョンとドンスを追う刑事。
IU	ソヨン	自身が産んだ赤ちゃんを「赤ちゃんポスト」に預けた若い女性です。
イ・ジュヨン	イ刑事	スジンの後輩で、彼女とともにサンヒョンたちを尾行します。

韓国映画ベイビーブローカーロケ地まとめ