王様の耳はロバの耳の分かりやすい意味は?
王様の耳はロバの耳で伝えたいことは次の3つだよ。
- 口は災いの元であり、噂は思いもよらないところから広まってしまうもの。
- 人間の美徳は他人を許すことができる寛容さにある。
- 勇気を持って正直に真実を明かすことで深い信頼を得る。
王様の耳はロバの耳のあらすじと元ネタも紹介するよ。
王様の耳はロバの耳の分かりやすい意味は?
「王様の耳はロバの耳」は小さい頃に読んだ童話で大人になった今でもたまに耳にすることがありますが、どのような意味なのでしょう。
王様の耳はロバの耳の教訓として以下の3つが言えます。
- 口は災いの元であり、噂は思いもよらないところから広まってしまうもの。
- 人間の美徳は他人を許すことができる寛容さにある。
- 勇気を持って正直に真実を明かすことで深い信頼を得る。
口は災いの元であり、噂は思いもよらないところから広まってしまうもの。
床屋は王様の耳はロバの耳と人に言いたい我慢が出来ずに穴を掘って叫んでしまいます。
床屋は直接誰かに言ってはないけれども、穴に叫んだことで草木から人間へ伝わってしまいます。
本当に思いもよらないところから広まってしまうのですね。
人間の美徳は他人を許すことができる寛容さにある
王様はロバの耳を恥ずかしく思い頭巾で隠します。
町中のみんなに知れ渡ります。
王様は床屋を罰しようか迷いますが、町中のみんなが「王様の耳はロバの耳」と楽しそうに歌うので、どうでも良くなり床屋を許します。
町中のみんなはそんな寛容な王様のことが大好きになります。
勇気を持って正直に真実を明かすことで深い信頼を得る
王様は自分の耳がロバの耳ということを勇気を持って町中のみんなに話しますが、町中のみんなはロバの耳を馬鹿にすることなく、正直な王様のことを尊敬するようになります。
王様の耳はロバの耳のあらすじは?
とある国の王様はロバの耳を持っていました。
床屋は髪を切るので王様の耳がロバの耳ということを知っています。
王様は床屋に耳のことは誰にも言わないで!と秘密にするよう言いました。
床屋は我慢の限界で地面にあなをほりそこへ「王さまの耳はロバの耳」と叫びます。
これは草木や歌や子供を通して町中で噂となりました。
王様は怒り床屋を怒りました。
王様は恥ずかしくなり頭巾をかぶって耳を隠します。
しかし、「王様の耳はロバの耳」という歌はなんだか面白くなり頭巾をとり正直に自分の耳のことをみんなに話します。
そんな王様のことを町中のみんなは好きになりました。
アポロンが現れ「よく床屋を許してやった。お前の罪をといてやろう」 と耳を元に戻してもらうのです。
王様の耳はロバの耳の元ネタは?
王様の耳はロバの耳の元ネタはギリシャ神話
「王様の耳はロバの耳」は、ギリシャ神話に登場するフリギア王国の王様ミダス(ミダース)帝の逸話が元ネタです。
強欲な王様がアポロン神に何でも黄金に変える力を下さいと願い、その願いを聞き届けられたというお話です。
この話は、イソップ寓話(イソップ童話)の一つで、日本では絵本にもなっています。
王様の耳はロバのモデルは?
王様の耳はロバの耳」のモデルは、ギリシャ神話に登場するミダス王
王様の耳はロバの耳」のモデルは、ギリシャ神話に登場するミダス王です。
ミダス王は、現在のトルコにあったフリギア王国の王で、実在した人物と言われています。
ミダス王は、触れたものすべてが黄金になるという願いを叶えられました。
しかし、食物まで黄金になってしまったため、元に戻してもらいました。
また、パンとアポロンの音楽の競演を審判し、パンを勝利者としたため、アポロンにより耳をロバに変えられたとされています。
これが王様の耳はロバの耳の前段階のお話ですね。
王様は元おは人間だったのですね。
王様の耳はロバの耳は劇団四季の人気ミュージカル
劇団四季の人気ミュージカルになっているようです。
1965年、第2回ニッセイ名作劇場として初演。以来、四季のファミリーミュージカルの一つとして繰り返し上演され、多くのお客様に親しまれてきました。
子供と一緒に楽しめるのは嬉しいですね。